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[イベント情報] 風のかたちチャリティ上映会&トークショー(2009年11月15日更新)

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風のかたちチャリティ上映会&トークショー終了

文化庁映画賞/文化記録映画優秀賞受賞作品
「風のかたち」

無事上映を終えることができました、ご参加いただきました皆様、大変ありがとうございました。

お預かりいたしました入場料は全額、「一般財団法人そらぷちキッズキャンプ(病気とたたかう子供たちに夢のキャンプをつくる一般財団法人)」に寄付させていただきました、関係各位のご協力に心より御礼申し上げます。今後とも「一般財団法人そらぷちキッズキャンプ」へのご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。



【風のかたち】
病気を体験した子どもたちが、弱さを強さに変えて行く姿。医師やボランティアたちが、病気の子どもとかかわることで、力を得て行く姿。にんげんの生きるカ、希望のようなもの。

【再生】
10年前の夏、私は小児がんと闘う仲間達の一群と三浦海岸で出逢いました。細谷亮太医師(小児科・聖路加国際病院副院長)がリーダーのひとりである、SMSサマーキャンプに撮影スタッフと共に参加したからです。
そこには、病気を克服し、社会の小児がんに対する偏見や差別を跳ね返そうともがく子ども達がいました。小児がんはもう、不治の病でばありません。現在、全国におよそ2万5千人いると言われる小児がん患者の10人のうち、7人から8人までもが治っているのです。
医学の進歩は、20世紀後半から、小児がんを治る病気に変えたのです。

恥ずかしいことに、私がそうした事実を知ったのも.キャンプに参加してからです。
以来10年、「命を救ってもらったお返しのつもりで私は、困ってる人や弱い人を助ける仕事をしたい...」と夢を語っていた少女は看護師になり、「子どもが欲しい...」と切実に吐露していた放射線治療体験者が無事、母親になる姿を記録することが出来ました。「学校の先生になり、小児がんや難病のことを子どもたちに知って欲しい...」という願いを胸に他界してしまった仲間もいます。

カメラは子どもたちだけでなく、医療の現場で、ずっと子ども達を見守り続けてきた細谷亮太医師の10年間をも記録しました。「子どもは死んじゃいけない人たちだからね」カメラに語りかけたこの言事こそが、映画「風のかたち」の立ち位置です。
10年間の歳月が語りかける、小児がんと闘う仲間達の生きるカ...それほ不断に蘇る命そのものの力ではないでしょうか。時間をかけて、ひとりひとりの命を見続けることで見えてきた「再生」という希望描かれます。

小児がん患者や体験者を悲劇の主人公ではなく、「再生」のシンボルとして描いたこの物語は、命の尊さ、生きる意味を間いかけ、心が病んだ時代としばしば言われる私達の社会に、希望をメッセージするに違いありません。今、この作品は私にとって、社会にとって、必然であると確信します。伊勢真一(かんとく)